二本松では今、薪が熱い!二本松アグリエコステーションとNNハウスどちらも薪を使い「熱」を得る。そして、薪エネルギー推進と薪で地域経済と環境を循環させることを考えています。先日は、ドイツへ視察へ行かれるほど気合が入っています。震災から2年がたち、継続的に次なるエネルギーやビジョンを模索しながら活動されています。
建築自体の設計もさることながら、「薪」を使った「熱」を得るための設備システムの検討に気合が入ります。調べだして、唖然とするのは、国産の薪に関する設備機器は本当に限られていることを実感します。もしくは、情報が得られにくいということです。ネットの単純な検索では限られた製品しか見つかりません。調べすすめるうちに、当初、いいなと思っていたものは、使ったことがある方がいて不評だったりと、調べること、見つけること自体にも試行錯誤を進めています。
割高にならず、普及性が高いもの、できれば拡張性の高いものを探しています。
アグリエコステーションと名前を付けたように、その建物に来ることで、省エネルギーな質を体感できるような環境づくりを進めたいと考えています。しかし、あとは、コストとのバランスです。
今回は薪を活用する普及性の高い薪ストーブと薪ボイラーを日本全国のメーカーや販売店さんに問合せいろいろ検討するな中、先日の打合せでヒットしたのがこちらJASTY製(国産)薪ストーブ「料理君」。アグリエコステーションを活用する方は農家の方が多いので、料理ができて針葉樹が燃やせるという点がとても魅力的に見えます。そして、もう一つの魅力は、FF式なので煙突工事が不要です。コスト的にも抑えることができます。薪と共にピザが焼けるストーブです。
もちろん、低燃費を実現するために断熱性能も高めています。ドイツで木製サッシを見てきて、開口部が熱的にも一番弱いことを理解しているお施主さんは迷わず、木製サッシ!をご要望です。これからコストデザインです。
木を燃料とし、木で建設し、木のサッシで低燃費、好循環な環境づくり。すすんでいます。