薪のある暮らし。ちょうど、ご自宅用の薪積みをしているところでした。給湯用の薪。
木をエネルギーとして活用する暮らしにあこがれますし、これから主流にならないかと期待しています。そして、木をエネルギーとする住環境づくりができるといいなと思っていたところ、築30年代の住宅の水回りとダイニングキッチンをリフォームするご相談をうけました。地元でお付き合いする大工さんに頼むが、いつも取り扱っているユニットバスのカタログだけから選ぶのは味気ないし、薪ボイラーとしたい、省エネ環境としたい。そして、農家住宅ならではの広く、ゆったりとした空間をうまく活用して、新たなプランができないか?ということでした。
お宅に伺ってみて、柱や梁が立派だなとおもったら、自分の山の木ということにも驚きです。今のお風呂は、薪風呂でした。だから外には薪を積むスペースがたくさんあります。そして、広いバックヤード的な土間も水回りとダイニングの間にあります。諸条件あり、まずは水回りとダイニング。そして、次へとリフォームゾーンを拡張していく感じもあります。そして何より省エネ、薪というテーマがうれしいです。段階的なステップリノベーションへ。
現況をざっくりと短時間でしたので調べて思ったのは、主たる建物部分の北側に突き出す形で水回り部分がつくられていて、水回りが土間の部分を挟んで主構造部分と接続しているあたりが、将来の更新制を地元の大工さんは考えて作っていたのかもしれないと興味をひかれました。調べて学ぶ楽しさ。取り急ぎ、現況図の作図作業とプラン検討です。