打合せに仙台の大学へ行ってきました。
校舎へ入って目についてのは、温水のラジエーターです。
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トイレの中などにもあり、さすが北国と感じてしまいます。北海道時代は小学校など校舎には必ずありました。ほんわりと温かいので快適な放射型の暖房機です。もちろん、窓際に設置するので、窓からの冷気を温め室内の温度差を少なくし快適感をUPさせてくれます。久しぶりにこういう環境へ身を置くと、温かすぎて体があせっていました。
しかし、学校建築は外と中がいろいろなところでつながっているため、実はたどりだどって行くと、外とこのラジエーターの設置されている場所はつながっていたりします。熱が逃げる!というわけで、暖房区画用の間仕切りを設置したことで、温かい校舎へ改修になりました。古い校舎ではよくあることなので、暖房器具の選定とともに、暖房領域と間仕切りの位置をもう一度見直すと、それだけで暖房費節約です。
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そしてもうひとつ、西日が当たるベランダへ設置された「緑のカーテン用のプランター」もありました。フックで設置され、しっかりとしたロープも設置されています。一番のネックは「水」でした。夏休みも含めだれがどうやって水をあげられるかが課題だそうです。すこしでも不便な感じがあると続かないものなので、これから、土の量を増やしたり、給水方法を変更してぜひ続けていただきたい夏の西日対策です。
同じ部屋にLOW-Eガラスで日射遮蔽をしている教室もあるのですが、教室を使っている生徒からは、緑のカーテンの方が涼しく感じるしよいという感想があるところが、「緑」の力であり感覚的な部分として大切だなあと。
今ある環境をどうやって快適性能をアップできるのか?
そんな手法をあれやこれやと考えると楽しくもあり、これからもっと必要だろうなあと思う窓際のしつらえのいろいろでした。

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