12月のいわき家ナビ住まいの相談会開催しました。今回は、3軒のご相談をうけました。
●1件目は、築10年未満の住宅リフォーム相談
まだ建物の痛みは少ない築10年未満のリフォーム相談です。来年の4月から入居可能な中古住宅を購入された方からの相談です。現在の住まい手さんにお願いして、室内を見学させてもらいました。やはり、室内の劣化はあまりなく、クリーニング後そのまま入居可能という感じです。しかし、敷地形状とプランニングのためか、リビングが狭く感じます。2Fリビングで高窓もあり、この季節ですが暖かでした。それはつまり、夏場は暑いかもしれないということで、断熱改修や日射遮蔽も必要かもしれません。購入された住まい手さんは、自然素材を使ったリフォームや趣味のサーフボード置き場などをつくりたいという要望がありました。
住まい手さんのお付き合いある工務店さんに、こういうインテリアにしたいと相談しても、カタログ持ってきてその中から選んで下さいという流れに終始し、違う方法はないのだろうか?と考え、ご相談いただきました。また、限られた予算の中で、エコキュートや床暖房も考えられていました。たくさんの思いがあるのですが、工務店さんでは予算とリフォーム内容を整理して、デザイン提案ができていませんでした。
住まい手さんは、住みたい部屋のイメージ写真をネットや雑誌などから見つけ集めていました。そうしていただくことで、住まいのイメージを共有しやすくなります。これから、イメージをもとに、リフォーム予算内での選択と集中のあるリフォーム案をデザインします。
●2軒目は、安心なバルコニー防水の劣化改修へ
以前よりご相談いただいていた、バルコニーの防水等工事の不良による劣化を直すリフォームが始まります。
新築時のバルコニー笠木部分や防水納まり部分のつくりがおかしく、表面劣化と共に、雨水が入りやすくなり、劣化がすすんでいました。今までもこの劣化に対する改修相談を異なる工務店や設計者へ行ってきましたが、お話を伺うときちんとした対応をされていませんでした。そのため、住まい手さんの不安が高まっていました。
そこで今回は、安心感を高めるために、本来バルコニー防水に必要な防水納まりを、まもりすまい保険の設計施工基準の解説書等もご紹介しながら、改修方法を説明しました。木製格子のあるバルコニーの雰囲気を残しながら、今後メンテナンスがしやすく、劣化しにくい納まりをこれからデザインすることになりました。
●3軒目は、店舗を住まいへリフォームの開始へ
こちらも以前よりご相談を受けていた、店舗を住宅へリフォーム物件です。前回のご相談でリフォーム案とリフォーム工事費概算の資料をお伝えし、その後ご夫婦で検討いただきました。ご検討の結果、あらためて、要望を再整理と予算の再検討を頂き、これからリフォームを進めることになりました。大きな店舗の骨格の中に住まいをつくり込むことになります。プランのイメージを伺う中で自然素材を使いたいことから、壁や床の塗装などをDIYで住まい手さん参加型でも進めてみたいということにもなりました。素材の選定と共にまずは、既存建物の寸法や劣化度合い調査を始めます。
●新築モデル資料作成中
ただ今、新築のモデル資料を正木屋材木店さんと製作中です。つくり方やデザイン、コスト、建材調達等様々な内容を検討して、コストを抑えて、住まい手さんへ伝わりやすく、住み心地良い住まいを提案していく予定です。引き続き、新築をご検討の方もご相談お待ちしております。
住まいの相談会は来年も開催します。
日 時:2016年1月12日(火)〜1月17日(日)
① 10:00〜② 13:00〜③ 16:00〜
来年も相談会お気軽にお申込み下さいませ。詳細・お申込みはコチラ家ナビHPへ。