R0031383_R2.jpg
浅草のかっぱ橋通りを北上したあたりにある、江戸すだれ「田中製簾所」さんへ、簾のことを伺いに行ってきました。こちらのことは、歩花ハウスのお施主さんに教わりました。歩花ハウの2期工事で、日よけを考える中で、質の良いすだれを使うことを考えられないだろうかということから、お施主さんが以前、聞いたことがある江戸すだれはどうだろう?ということで、さっそく問い合わせたところ、工房に来てみたほうが素材のことなどわかるよ。ということだったので行ってきました。
R0031360_R2.jpg
こちらが基本となる簾3種。手前から、竹、ごぎょう、葦。それぞれ風合いも異なりますが、
R0031365_R2.jpg
日射遮蔽率も異なります!素材で異なるとは考えてもいませんでした。実際に照度計で測定されて確認もされたそうです。中でも、最も遮蔽効果があるのは、ごぎょう。今まで、簾といえば葦か細い竹で、あまり素材の違いを考えたことがなかったので、来て見て実感できてよかったです。
R0031369_R2.jpg
すだれは、このような器具で紐を編んでいきます。
R0031386_R2.jpg
外に15年ほどつるしっぱなしだよといわれたのがこちら。以外にピシッとした感じを受けます。?。よくだれてくるのできれいだなあと思ったら、簾の上に一本垂木のような木にすだれをつるすことで水平をだし、簾をつる糸が均等に力がつたわることも長持ちのコツということを教わりました。
R0031397_R2.jpg
さらに、2Fのギャラリーへもお邪魔させていただくと、なんと内側にも簾。こちらは細い竹。太さの異なる簾が二層なので光の入り方をコントロールできます。二重サッシならぬ、二重簾。
R0031411_R2.jpg
近隣の視線やデザイン的に簾の素材を2種類。
R0031404_R2.jpg
簾の活用方法は、簀戸、屏風、マットなど。いろいろな展開があることを改めて教わりました。これはいろいろとデザインが楽しみになってきました。
日射遮蔽、「簾」への楽しみ方、考え方が一気に広がりました。なかなかこういう体験をしたことがありませんでした。見学させていただきありがとうございます。
来年の夏はすだれを楽しみたい!

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事

Warning: getimagesize(http:///home/2013fk/www/kan/2008/wp-content/uploads/image/nakosov_R.jpg): failed to open stream: operation failed in /home/2013fk/www/kan/2008/wp-content/themes/diver/lib/functions/diver_settings.php on line 1508
東日本大震災110311
GWは福島県いわき市でボランティア活動いかがですか?
ゴールデンウイークに近づいています。どう過ごされますか?私はおそらく、震災後まだ放置してある本類や書類の片付けや、畑、DIYリフォーム、仕事...

Warning: getimagesize(http:///home/2013fk/www/kan/2008/wp-content/uploads/image/mebuki.jpg): failed to open stream: operation failed in /home/2013fk/www/kan/2008/wp-content/themes/diver/lib/functions/diver_settings.php on line 1508
みつ花の里プロジェクト
移植した山ぼうしから芽吹きと大熊町の山野草園
がんばっぺ!いわき。原発に、余震。出歩き、買物する人も少なく、次へのプランがまだまだ進みにくいことが多いのですが、そんな中でも、できることを...