2階のプランニングは構造と煙突で大変

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薪ストーブのある2世帯住宅SYハウスの設計が急ピッチで進んでいます。平面の検討がほぼまとまったとこで、次は断面的な検討です。2世帯、2階建て、薪ストーブ、日当たり、この4つの要素を解く立体的なプランニングが大変でした。納得のプランがまとまるまで、とことん打合せです!

リビングダイニングの上に子供部屋案

前回のプランニングで1階のLDK及びお母さんの部屋の間取りがほぼまとまりました。続いて、2階の子ども部屋のプランニングです。LDKから最も近い位置に子ども部屋を配置する方向で最初は計画を始めました。奥さんが、台所から直接声をかけやすいように、という意図もあります。2階をプランニングする際は、1階の柱が通るように構造的な視点からも計画が必要です。そのため、1階のLDK幅から、2階の子ども部屋が東向きと南向きの部屋になってしまいます。また1階の薪ストーブの煙突が子ども部屋の南側に伸びてくるため、曲った煙突配置となります。

この案だと子ども部屋が1部屋日当たりが良くないこと。写真は、既存の2階から見た外の景色です。子ども部屋が東側(写真左)へ寄ると、隣の家の外壁が目の前になってしまいます。日当たりや眺望は大切です。薪ストーブの煙突もスッキリまっすぐ伸ばしたい。ということで、さらに案を検討です。

子ども部屋の日当たりと眺望を良くするプランニング

子ども部屋を2部屋南に配置すると、和室と廊下の間取りと構造的に合わせることができました。そうすることで薪ストーブの煙突も自由に立ち上げることができます。台所から子ども部屋へ声をかけるには少し距離ができましたが、許容範囲ということで、眺望と採光を得られるプランにまとまりました。

プランニングは、平面、断面、構造的なバランスを取らなければなりません。今回は、2世帯や薪ストーブという要素もあるので、どこを優先すべきか、住まい手さんととことん打合せしました。おかげで、納得のプランがまとまりました。プランの骨格をまとめるのが一番大切です!竣工時期の目標もあるので、急ぎ、詳細検討に進んでいます。

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