いわき市内で住まいのリノベーション&新築相談無料受付中です。ご相談いただいた方には、きたせ農園旬野菜プレゼント中。畑にやっと春野菜が育ってきました。最近のリノベーション相談概要と旬野菜のご案内です。
LDKリノベーション設計相談
築27年の中古住宅をご購入されたご夫婦の相談を伺いました。広い家で、仕上げ、設備等の老朽化が目立つ。リビングとの続き間の和室の壁を取り払い、ワンルーム的にできないだろうか?という内容でした。
構造的に問題なく、ワンルーム化できるのですが、広い部屋なので、リビングと和室をワンルームとし、その中に、リビング、ダイニング、キッチンをまとめる提案をしました。また、隣接するもう一つの和室と水まわりも含め、1Fの生活の主用な部屋を断熱区画する計画としています。計画案をまとめることと住まい手さんとの打ち合わせから、LDKリノベーションに関する気づきもありました。
①キッチンレイアウトでプランが決まる
LDKをワンルーム化する場合は、キッチンのレイアウトとデザインで、インテリアの方向性が決まります。キッチンは、ダイニングやキッチンと対面式を選ばれる方が多いので、今回のプランも対面式としています。しかし、キッチンの使い勝手、好みもそれぞれです。今回ご相談いただいた奥様は、壁づけタイプのキッチンが好みでした。料理をしながら外が見える方がよいとのこと、打合せなければ分からない部分です。キッチンのレイアウトが決まれば、キッチン収納やダイニングとの関係のデザイン検討になります。
LDKプランニングは、敷地条件などを除けば、キッチンの好みを確認してから進めるのがオススメです。
②断熱区画とコストと将来性
環デザイン舎では、新築、リノベーションどちらも、断熱性能UPをお勧めしています。浜通りな家づくりのコツ!コラム「おしゃれな家の3つの裏技」にも書きましたが、インテリア等の目に見える部分には、コストをかけたいものです。しかし、目に見えない、暖かさ涼しさに関わる断熱性能は、住んでみて実感する部分です。そのため、今回も1Fの主要な生活エリア外周をぐるっと断熱区画する計画案と工事費概算をしました。面積が広いと単純に工事費が高くなっていくのが悩ましい部分です。
ご予算もあるので、既存の断熱材を再利用として、せめて開口部だけでも断熱補強し、内装へコストをかけることもできます。しかし、ひと冬過ごした頃に「断熱改修できないでしょうか、いくらぐらいかかりますか?」という問い合わせをいただいた経験もあります。
最初の工事では、断熱性能をつくり。インテリアは、最初はシンプルに、生活しながら、将来的な変化も考慮し、つくり込む方法もオススメしています。
③リフォームかリノベーションか
リフォームとリノベーションの違いは?リフォームは、仕上げを直したり、設備機器等の劣化部の更新。リノベーションは、プランニングや住まい全体の質や性能を高めなおす。という違いと考えています。予算の大小というより、住まいの「なおし方」の方向性だと考えています。
設計者がデザインすることで、住まい手さんのライフスタイルや好みを反映したリノベーションデザインが実現できます。打合せを丁寧に行うことで、住まいの「なおし方」の方向性を見出す部分に時間と手間をかけるからです。ぜひ、一度、お気軽にご相談ください。リノベーションは、既存建物の状況とご家族のライフスタイルにより多様なデザインの可能性があります。ライフスタイルを反映させた、快適な住まいづくりへつながります。
今回の相談では、住まい手さんから「LDKの一体的なリノベーションプランという考え方もあるんですね!」と想定していなかった、リノベーションデザインの考え方をご好評頂きました。
5月の旬野菜お土産