水回りの解体から腐朽部分が確認できると、部材を取り替えるべきところなどがわかってくるので、この情報をもとに、リフォームプランをデザイン開始しました。が、
案外、自分のことになると大変です。こだわりと予算の問題が切実です。自分だけではなく、お施主さんすべてに言えることだと思います。それだけ、建物をつくるということは、リフォームも含め判断が求められる行為だと思います。しかし、今回リフォームということで自分自身といろいろな意味で向き合えることが、よりお施主さんの気持ちを理解できる経験になりました。
110520桂進ハウス風呂0001_R
なんやかんやと試行錯誤した図面の一部です。
今回取組んだ内容は、
・可能な限り自然素材を使う。自分で解体してみて感じたのは、将来的に解体する時が来ても、自然素材であれば気楽なんです。極端な話、材料を敷地の一角においいておけばそのうちたい肥になります。でないと、産廃業者さんをよばなければなりません。
・ネットの威力はすごく、設備機器や建材などが、お好みで手に入ります。少しでもDIYしたい。自分でコストコントロールしていることを実感したいということから、できるだけ取り組むことにしました。結局、設備機器、給湯器、便器、断熱材、ハーフユニットバス、自然塗料、左官材などは自分で発注できました。
・既存の状態より、水回りの天井高を下げること。その分建材が節約できることと、スケール感のコントロールができます。
・地元の工務店さんに主要なところは工事してもらい、できるところは自分でやってみる余白をリフォームデザインに組み込みました。
いろいろデザインし、地元で自然素材を使う工務店さんに見積もり依頼し、ちょうどタイミング的に大工さんが違う現場から移動できるということもあり、お願いし、工事を始めることになりました。
まあ、やってみると、リフォームってやっぱりいろいろあるなということも、勉強できました。
工事の進捗とともに、そのあたりもこれから書いていきます。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事